「みなさん、睡眠に困ってますか?」――福岡ソフトバンクホークスOBの和田毅さんの一言からスタートした今回のイベント「和田毅さんと考える!心と体を整える『眠りのチカラ』」。43歳まで現役でトップ球団を支えてきた和田さんに、良い睡眠のために心がけていることや、すぐに取り入れられるストレッチ方法などを教えていただきました。
眠りの専門家と一緒に「和田流睡眠法」を探る!
「人生の約3分の1は睡眠時間、だから現役時代は睡眠がとても大事でした」と話す和田さん。20代から30代前半にかけては、いつでもどこでも寝ることができていたそうですが、睡眠が少し変わってきたのは30代後半から。
まずは「眠りのルーティン」について、和田さんが「中途覚醒した時にどう過ごしていたか」「なかなか眠れない時はどうするか」などを、クイズ形式で会場の皆さんと一緒に考えていきます。また、睡眠の専門家・藤田樹里(株式会社TENTIAL)さんが科学的な根拠も交えた解説を入れながら、「良い睡眠のコツ」を教えてくれました。

睡眠の途中で起きてしまったら……
夜中にふと目が覚めてしまう「中途覚醒」。その後、目がさえてしまってなかなか眠りにつけない……という経験をした人は多いのではないでしょうか。そんな時に和田さんは、寝ようとせずに一度立ち上がってストレッチしたり、深く呼吸したりすると、気づいたら寝ているのだそうです。
「無理に寝ようとしないところが素晴らしい」と、藤田さん。布団の中でなんとか眠ろうとすると、脳が「布団の上が苦しくて眠れない場所」と学習してしまうのです。スマホを見ると脳が「昼間だ」と勘違いしてしまうので、和田さんのようにストレッチをしたり、ちょっと退屈な本を読んだりして、眠気が来たら布団に戻るのがおすすめ。
トップアスリートの「睡眠法」
また、和田さんが日ごろ心掛けていたのは「仮眠を活用すること」。眠たいと、練習しても集中できないので、仮眠をとってもう一度トレーニングをする。また、お風呂に入ってマッサージをすると眠くなるので一度仮眠をとるなど、ちょこちょこ仮眠をとっていたそう。
これには藤田さんも大賛成で、「最近は仮眠を推奨する企業もあり、社内に仮眠室を設けているところもあります。研究によると、26分の仮眠で仕事の効率が34%上がると言われています」。週末に寝だめしていないか、朝起きてすっきりしているかを振り返りつつ、睡眠時間が足りていない方は、15時より前の時間で仮眠を活用してすっきりとした毎日を過ごしましょう。

なかなか眠れない時はどんな時?
会場の多くの人が、「登板する前夜は緊張して眠れないのでは」と予測しましたが、意外にも次の日の登板が待ちきれない時が、わくわくしてあまり眠れないのだとか。前日の練習で「この感じがいい、明日試したい」と“見えた”時は、明け方まで眠れないこともあったそう。
「考えごとを止められない時は『呼吸法』がおすすめ」と藤田さん。息を吐く時は副交感神経のリラックス状態をつくるので、呼吸に集中して吸う時間の2倍かけて息を吐くと、考えごとをしなくなるので、眠りやすくなります。また、ストレッチで手足の血行を良くして放熱を促し、深部体温がスムーズに下がるよう整えるのが大事とのこと。ここで和田さんが実践しているストレッチを教えていただきました。

会場の皆さんもいっしょに、座ったままでできるストレッチに挑戦。ゆっくりした動きで背中や肩甲骨周りをしっかり伸ばしながら、鼻から息を吸って口から吐く……を繰り返すと、身体がポカポカしてきました。続けて、藤田さんからは首・肩に力を入れてフッと抜く、「筋弛緩法」を教わります。筋弛緩法は和田さんがマウンド上でも実践していたそうで、「無駄な力が抜けますよ」。
参加者の疑問に答える質問コーナー
そのほか、和田さんが睡眠時に気を付けているのは、“ウエア”。30代後半から寝つきが悪くなったこともあって、通常のスリープウエアと睡眠用のリカバリーウエアを着比べて、睡眠の質を体感したのだとか。睡眠用リカバリーウエアは、今でも愛用しているほどお気に入りです。藤田さん曰く、パジャマを着るのは「もう寝る時間を意識させる入眠儀式としておすすめ」。部屋着のまま眠る人は、一度着替えてみると寝つきが変わるかもしれません。
また、「嫌なことがあった時、疲れた時の対処法は?」という質問には、「日付が変わったら忘れる」と和田さん。その日は振り返ったり反省したりしても、24時を過ぎたら「もう過去のこと。次、次」と切り替えるそう。これには藤田さんも「睡眠はデトックス。寝て忘れるのは最強のメンタル法ですね」と感心しきりでした。

終演後、和田毅さんにインタビュー
「今回のイベントを通して、睡眠はルーティンが大事だと感じてもらえたのではないでしょうか。私も遠征の時には必ず、リカバリーウエア、枕、スリープミスト(香り)を持って行っていました。特に睡眠時はウエアも大事だと知るきっかけになればと思います。
健康と睡眠は切り離せないしですし、運動や食事も健康には欠かせません。すべてをトータルで考えて、健康で楽しく過ごせる時間を増やしていきたいですね。またこのような機会があれば、私が体調維持のために実践してきたことを、皆さんに共有できればと思います」

出展企業より
当日の会場には、“人々の健康に向き合う”企業が出展。それぞれ今回のイベントの感想を聞きました。
【住友生命保険相互会社】
日々の歩数や運動などの取り組みに応じてポイントが貯まる、健康増進プログラム「Vitality」をご紹介。眠りの質を上げる「健康習慣」を楽しく続けられると、世界で4200万人が利用しています。「運動は楽しくないと続きません。健康状態を把握して、改善しながら、楽しめるVitalityアプリで運動を始めようという方々が多くいらっしゃいました」。
【西川株式会社】
使う人それぞれに合うオーダーメイドまくらが人気の「nishikawaショウルーム福岡」。イベントのブースでは頭や首の形を専門の器具ではかり、参加者それぞれに合うまくらについてアドバイスがありました。「睡眠に関心のある方、まくらに関心をお持ちのお客様が多くいらっしゃいましたので、この機会に、よく眠るための、まくらの高さについて知っていただけて良かったです」。
【雪印メグミルク株式会社】
睡眠の質や目の調子、肌の乾燥が気になる人におすすめの「ナイトチア クロセチン&セラミド」、そして睡眠の質の向上に役立つ「GABA」と、花粉やハウスダストなどによる目や鼻の不快感を緩和する「乳酸菌ヘルベ」を配合した「乳酸菌ヘルベヨーグルト ドリンクタイプ」のサンプリングが実施されました。「いつも飲んでいらっしゃるというお客様もいて嬉しかったです。今後も健康を気遣うお客様に商品をお届けできればと思います」。
【その他出展企業】
キューサイ株式会社をはじめとした、PARTNERS企業5社の睡眠に関する商品を展示してご紹介。
・キューサイ株式会社:「おやすみメンテ」
・ハウス食品株式会社:「ネルノダ」
・ロート製薬株式会社:「ロートV5 目×睡眠Wケア」
・森永乳業株式会社:「睡眠改善」
・花王グループカスタマーマーケティング 株式会社:「めぐりズム」

福岡100について
日本の平均寿命は伸び続け、福岡の100歳以上は2000年で129人、今は1000人以上に上ります。少子化と高齢化が同時に、そして急激に進む未知の課題に対し、行政だけでなく大学や企業など多様なプレーヤーと共に取組む「福岡100」を2017年にスタート。
永久歯28本を生涯保つことを目指す「オーラルケア28プロジェクト」や、まちのなかに、自然と楽しく体を動かしたくなる仕掛けをつくる「Fitness Cityプロジェクト」をはじめ、健康・福祉・介護など様々な分野の事業に取り組んでいます。
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記事作成:福祉局総務企画部福岡100推進課
(協力/株式会社TENTIAL、住友生命保険相互会社、西川株式会社、雪印メグミルク株式会社、花王グループカスタマーマーケティング 株式会社、キューサイ株式会社、資生堂ジャパン株式会社、ハウス食品株式会社、森永乳業九州株式会社、ロート製薬株式会社)

